HOMESTAY
宿泊するだけではなく、体験してもらうホームステイ型の宿泊。ホストファミリー
私たちファミリーはイスラエル人リファと関東出身アキコ、イスラエル生まれの7歳の息子、桜守(オズ)と森のようちえんに通い始めた3歳娘の弥亜(ミア)、0歳の埜芽(ノガ)、そして黒猫1匹。家の公用語は英語。パパと子供たちはヘブライ語、ママと子供たちは日本語。子供たちは日本語、ヘブライ語、時々英語。
息子が生まれたのをきっかけに6年住んだイスラエルを離れ、ヨガを学びにインドへ行き半年滞在し、より自然に調和し、穏やかな安全な暮らしを求め、そのままバックパックを背負い日本に移住してきました。
私たちが求めたのは、体と心が健康で元気にいられる場所。家族の幸せには健康が一番大切、だから水と空気や土がきれいなところで自然に囲まれ触れて暮らすことだった。自分たちやモノや自然のエネルギー浪費をせずミニマルに大切に循環させる生き方ができたらいい。当てもなく制限もない移住先は、きれいな空気と水があり私たちの好きな山、でもイスラエルの生活で大切だった海の時間ももてるきれいな海に近いところ、自然災害が少ないところ、子供がすくすくその子の良さを伸ばし成長できる環境のあるところ(代替教育があったり子供がそれなりにいて、変化も期待できる村や町など小さな自治体)をポイントに探し、放射能のことが気になったので西に絞り縁を探し、ただ車を走らせ、そしてこの岡山県西粟倉村に辿り着きました。
自然に囲まれていると天候や季節にあわせて今日の活動が決まり、より自然のリズムに同調する生き方ができる。いろんなサインに気づき、無視せず受けいれ従うと上手く回るというのは、リファと出会った2007年のインドが教えてくれた。家で仕事し、遊び、暮らす、ここにすべてがあるから自分たちのリズムを守れ、それらを守りたいと思っています。
ホストハウス
約築150年の家はすべて栗の木で、人が手で板を切り、柱を立て機械を使わずに丁寧に作られ、季節ごとにたくさんの実りがあり、草花の咲き、各部屋の床の下には今も残る囲炉裏、五右衛門風呂や土間、牛小屋に山羊小屋、畑の道具や笠やわらじが残り、昔の人の暮らしと生活と知恵に触れることができる。それらは便利さと引き換えに失ってしまった大切な何かを教えてくれる。
寒くて長いこのあたりの冬は、気温の寒さに見える世界も空気も変わる。凍てつく寒さというのを知った。雪が積もると家の中は温かくなり、雪の反射で普段は暗い茅葺屋根も家の中まで明るくなる。
そして寒い冬に生き残るために知恵をつける。
私たちは2017年12月に引っ越してきてから、この古民家を再生しながら暮らしています。
再生とは掃除、整頓という浄化の作業によって生まれ、息を吹き返していくのです。家が終われば畑、畑が終われば裏庭、そのたびにこの空間が生き返っていくのが楽しくて、私たちの遊びの時間となっています。生活のための仕事は山ほどあるけれど、草むしりや薪割り、焚き付けなどの作業も集中と瞑想のひと時。
暮らしの仕事が私たちにたくさんのインスピレーションや知恵と経験を与えてくれるのです。
私たちだけではなく、他の人にもこれを体験してもらいたいと、この工房KodamaStayを始めました。
自然に囲まれているということは虫も沢山います。春にはガイダやカエル、夏にはムカデ、秋にはコオロギなどが家に入ってくることもあります。それらは季節を教えてくれる自然の一部で欠かせない存在です。
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