ホームスクーリングの始まり

· ホームスクーリング,ファミリー

小学校2年生の息子オズは、今年の5月から学校に行かないことを選び家で過ごしています。

状況を把握したり、多くの人がいる中で指示が聞けなかったり、コミュニケーションやじっと座ってることも苦手な彼、コロナのロックダウンが終わってしばらくたったころ

「頭の中に何も入らないのに、なんで座ってなきゃいけないの、なんで学校行くの」と悲痛の叫びをあげました。

トライリンガルの彼は、文字への興味がまだあまりなく、興味がないところで押し込んだ平仮名とカタカナ、漢字が出てきたころにはすでに書く気も覚える気もあまりなく。

好きだった算数も、日本語の問いが理解できなくなり、1年3学期には難しくなり、2年生からどの授業にはついていかなくなりました。

社会生活を経験するため、友達とのかかわり、私たちが仕事できないからといっても学校にいる時間はほとんど勉強します。その時間を無駄に、さらに勉強嫌いにさせるのであれば、行かないという選択肢しかなかった。

幼稚園も行かなくなった時期もあり、小学校に入る前から校長先生や学校の先生にもお話をしておいたので、入学当初から4時間目が終わったらお迎え、2年になってからは週に何回か登校したり、授業中歩き回るオズを容認してもらったりと、学校にも柔軟に対応していただいた末。

行かないことを決めた当初は、彼はネガティブな発言や行動をしたり、すぐ切れたり、自虐的になったり、学校行かなくても何をやってよいかわからなかったり、私も不安だった。

何もしないでいる彼に、カーンアカデミーやちょうどコロナで普及し始めたオンライン勉強動画、アプリなどをやらせたり、日本語がだめならローマ字をと、ローマ字を書く練習をさせたり、本を使って学ばせるように促した。

何度も言わないとやらない、お互いイライラする、キレたり、というのを繰り返し、夏休みがきて森のようちえんに行く妹ミアと遊ぶようになり、勉強を促すのもやめた。

その頃から自分でやりたいことを選び、やりだしすようになっていた。

夏があけても、自分の興味のある動物や恐竜の図鑑をずーっと眺めたり、動画を見たり、動画は英語なので英語のボキャブラリーや表現がすごくうまくなっていく。

学校でいう勉強はしなくても、日々ちゃんと新しいことを学んで身につけている。

学んだ動物のことで人とコミュニケーションを取り出したり、いろんな教室に体験にいっても行きたがらなかったのにポニー教室には一度で通うことを決めて、社会との関わりをもちだした。

何より目を輝かしポジティブにハッピーに生きる今の彼を見ていて、これでよかったのだと確信できるし、今は不安も心配もない。

初めから幼稚園や学校というシステムが合わないことをわかっていたにもかかわらず、小さい彼を家において仕事をする自信がなく、学校が勉強を教えてくれたら、それは楽なことだと思っていたし、その道を通らず、あきらめきれなかった私に、このプロセスがすべて必要だったと思います。

今でも幼稚園で言われ続けた、あれダメ、これダメ、それダメのダメ押しが心に残って嫌だという彼。

これしていい、あれしていいと許可を求める彼を見るとその影響かと申し訳なく思う。

 

彼の中の原石を磨いて伸ばして上げれるように、つぶさないように、サポートしていこうと思います。